笑う事の効力(11/7)

今回は4週に渡って読んできた「フローズンビーチ」を最後まで読み切ります。

3場はまた時間が移り2003年(執筆年から考えると少しだけ未来の話)になります。
2場の1995年と同じように時代性を感じるような事がちりばめられています。
時代の激動も直接的ではないものの物語の動きに影響しているように感じる部分もあります。


最後まで読み切ったところで受講生からリクエストをとって、
面白かったところ・気になったところを読み返しました。
区切って数週またいで読んでいたので、序盤に出てきて忘れていた伏線などもあり
最後まで読んだ上で気になるところを読み返したことで
謎だった事がようやく見えてくる部分もいろいろあったようで、
笑いの要素でも序盤を読みつつ終盤のギャグを思い返して笑ってしまうようなところもありました。

また、重たい問題を抱えて解決しない部分もある物語ではあるものの、
最後は登場人物みんながふざけ合い笑いながら終わったので、
観客が重たい空気を背負わずにスッキリ帰れるような終わり方で良かったという感想も出ました。




担当:広瀬

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