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「間」と「沈黙」(6/27)

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冒頭は、前日までに受講生のみなさんが、YouTubeなどで、 今回取り上げた戯曲『葉桜』の上演映像を見た感想。 色々見た上でも時代性や地域性などのギャップに戸惑いがあるようです。 朗読・リーディング・芝居の違いについて質問が出たので、村上さんの認識について説明がありました。 「リーディング公演」は発祥としては戯曲を選ぶためのオーディションのようなものだったそうです。 村上さんとしては、朗読は「どんな文章が書かれているか」を伝えるものだという印象。 前回と同じく、まずは区切って役を入れ替えながら読んでいきます。 その後「間」と「沈黙」の違いについて各々の考察。 「沈黙」はそもそも最近あまり見ない、「間」は物理的な時間の「間」で「沈黙」はいろいろな感情がこもっている感じがする、など意見が飛び交います。 役を固定してもう一通り読んだあと、今の状況で演劇に触れる機会の減ってしまった受講生から「やっぱりみんなで読んでいると色んなイメージが湧いて良いですね。」という声もあがり、みなさん集まって演じる事の大切さを噛みしめている様子でした。 担当:広瀬

オンライン特別クラス開始(6/20)

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公演クラスとしての講座再開が来年3月まで延期に決まり、 今日からは特別クラスとしてオンラインでの受講生も交え、 戯曲の朗読・読解の講座が始まります。 初回の題材は、岸田國士の『紙風船』。 まずは、途中途中で区切って役を入れ替えながら読んでいきます。 初見なのでときどきもどかしい間は入りますが、 オンライン受講生と会場受講生とのタイムラグはさほど気にならずスムーズにやりとりができました。 一通り読んだあと、 登場人物の関係性や物語の背景、作品の時代性など、各々の感じ取ったものを話合いました。 2巡目はオンライン受講生と会場受講生とでじゃんけんで配役を固定して。 読み込みを行った事と役を固定した事も相まって各々、先程より役に入り込んで演じていました。 読み終わったら更に読み込み。 貨幣価値や男女価値観など、現代と大正との違いの解釈から、どこを置きどころにするか、話し合います。 担当:広瀬