違いやズレを味わう(8/22)
今回は会場の都合もあって、普段会場で受けている受講生も
ほぼ全員オンラインで受講することにしました。
先々週に引き続き岩松了さんの作品を2場から読み進めていきます。
日常的な会話の中ですが、徐々に大きな出来事が出てきて、
感情の起伏も大きくなっていきます。
台詞中ト書きの対象語が抜けているところから、
「目尻の濡れをぬぐって」という仕草が自分の涙を拭くのではなく
対話している奥さんの涙を拭くのではないか、という意見が出ました。
こういう視点の転換も面白い演出に繋がると言うことで、
みんなで自分で自分の涙を拭く場合と相手の涙を拭く場合の印象の違いを出し合いました。
他の人との会話のシーンにも似たようなト書きが出るので「涙もろい」のではという意見や、
奥さんの涙を拭く優しさも見えるという意見も出ました。
普段は会場に数人いて、オンラインで1~2人ですが、
全員がZoomの画面に収まって一人1画面ずつとなると、
また少しテンポが変わって新しい発見もあります。
来週は会場に戻ってまた続きを読み進めていきます。
担当:広瀬
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